ヒビノココロミ

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<span itemprop="headline">番外編 がらがらどん製作記+おまけ その2</span>

最大の難関「トロル」


そのもう一人の登場人物とは谷底の住人
怪物「トロル」。

「トロル」(またはトロール)とはノルウェーに古くから伝わる妖精の一種です。

そういえばムーミンの正式名称はムーミントロールでしたね。

話を戻して。

がらがらどんに出てくる「トロル」は実は正体がはっきりしないのです。
絵本を見てみても黒いもじゃもじゃのなぞの物体です。
でも、鼻が長いことと目と口が大きいことは読み取れます。

う~ん、正体がはっきりしないことには折り紙で折るのは難しい。
いっそ紙をくしゃくしゃに丸めて「はい、トロルできた~!」としましょうか。


こんな感じで。
でも、それでは見に来たお客さんが理解できないし、第一私のプライドが許さない。

もう少し情報を集めましょう。

で、詳しく調べてみると「トロル」の正体は

・目と鼻が大きい醜い巨人

ということがぼんやりとですがわかりました。

正体がはっきりしないのは、「トロル」がノルウェーだけではなく
北欧全体に伝わる妖精(怪物)で、その地方によってトロルの容姿が微妙に違ってくるからです。

まあ、今回は「目と鼻が大きい醜い巨人」ということにしておきましょう。

では、早速製作に取り掛かります。

しかし、今までオリジナルで人型の作品を折ったことが無い。どうしよう。

とりあえず、出来るだけ角を出して人型に対応します。



あーでもない、



こーでもない。

で、試行錯誤のうちに「トロル」は完成しました。
って、ぜんぜん伝わりませんよね。
このときは切羽詰っていて写真を撮る余裕なんてありませんでした。
「トロル」の完成図はこの後すぐです。

ついに完成!


「よっしゃあぁぁぁ~!できた~!!!」
ついに「がらがらどん」が完成しました。

すべて完成したのが明け方午前4時。
なんとか前日までに間に合いました。

では、完成した作品をどうぞ。


向かって右に三匹のやぎ「がらがらどん」。
向かって左に谷底の住人「トロル」。
真ん中は谷を渡るためのつり橋です。
(これはさすがに折り紙じゃない)

本当は橋の下にトロルを配置したかったのですが材料が足りず
このレイアウトに。まあ、完成したので良しとします。



「がらがらどん」。
左から大がらがらどん、小がらがらどん、中がらがらどんです。



ただ大きさを変えるだけではなく、髭の有無と角の大きさで差異を表しています。



あと、原作の「やぎ」と脚の折り方が若干違います。
大きい作品なので鑑賞に耐えられるようにややリアルにしました。
でも、シンプルさは守ったつもりです。




「トロル」。
いやぁ~、正直こいつはやっつけ仕事で。
あまり細部まで見てほしくは無いのですが。
一応、三角帽子を被って、チョッキを着てブーツをはいています。
白雪姫の「7人の小人」のイメージですね。



顔の表情はこのくらいの情報量がいいのでしょうか。
目は大きく出来ませんでした。でも鼻は高いです。
物ほしそうに指を咥えています。



後ろから。
一応「妖精」らしいので尻尾をつけておきました。
たぶん違いますよね。
横にある塊は岩です。トロル単体では自立しないので支えです。

…どうでしょうか。
伝わりますかねぇ。
そもそも「がらがらどん」はメジャーな昔話なのか。
「やぎ」のコメントを見ていても不安になります。

心配になってきたので、作品の横にあらすじを書いた紙を張っておきました。


たぶん、これで伝わるでしょう。

製作を終えて


というわけで作品も無事完成し、出品も完了しました。
現在展示中なのですが反応が楽しみです。
どうなることやら。

しかし、新たに作品を創造するのは疲れますね。
肉体的にでは無く、精神的にきついです。
創っているときは凄く楽しいんですけどねぇ。
後からどっと疲れが。

しばらくは折り紙を折る気がしません。
でもまたすぐ「折り紙欲」は出てくると思います。
そのときまでにしっかり体力を充電しておきます。

おまけ


実は「がらがらどん」のほかに、
受付カウンター用の小さな作品を依頼されていまして。

マスコットキャラクター的なイメージで。」とのことでしたので
こんなのにしてみました。

題して「やぎさんゆうびん」です。


♪白やぎさんからお手紙ついた

 黒やぎさんたら読まずに食べた・・・

あの有名な童謡ですね。

なんでこれにしたかと言うと創作している時間が無かったからです。

私はやぎと聞くと「がらがらどん」とこの歌を連想します。

紙でやぎを折る。面白いですね。本物の山羊に食べられたりして。



「マスコットキャラ的なイメージで」との依頼でしたので
色画用紙でかわいらしく仕上げました。



白やぎは郵便局員の格好をしています。



黒やぎは早速手紙を食べちゃっていますね。あらら。
ちなみに土台の歌詞が封筒で隠れているのは
「黒やぎさんが手紙を食べちゃったから手紙が読めない」
ということを暗に表現しています。メタファーですね。