ヒビノココロミ

日々、いろいろ試して、いろいろ言うブログ。



<span itemprop="headline">晩秋の文房具屋めぐり その2</span>

本郷の大通りからちょっと路地に入ると、雰囲気が変わる。

ほんのちょっと離れただけなのに、変わる。

さっきまでは、テレビで見たことある風景ばかりだったのに。

ここは、僕の生まれた街みたいだ。

ごみごみと立ち並ぶよく分からない店。

整然と立ち並ぶ団地。

その間を縫うように走る通学路。

かどのミラーはべっこべこだ。

僕は、さっきまでと違って落ち着いていた。

やっぱり、こういうところのほうが僕には合っている。

少し気が緩んだら、のどが渇いてきた。

そこのかどに、タイミングよく自販機を見つけた。

僕は、こういうところで飲み物を買うときは、普段買わないものを買うようにしている。

ええと、変わったものは…

あ、ドクターペッパーだ。まだあるのか。

久しぶりにあの味が知りたくなって、僕は自販機に100円玉を突っ込んだ。

ピッ、ガシャン、ドン。

あかむらさきの毒々しい缶が姿を現す。

こんなの、絶対体に悪い。

でも、飲んじゃう。

分かってながらも飲んでしまう。

ゴクリ…

うへっ、こんな味だったか。

杏仁豆腐のような独特の風味が鼻を抜けていく。

凄く美味しくはないけれど、くせになる味。

たまにはこういうのも良いかもな、と思いながら路地を散策する。

どうやら、ここは小さな商店街らしい。

いままで、シャッターばっかりで気づかなかった。

良く見ると、錆びた電灯に商店街の旗がついている。

こういうところも、僕の街っぽい。

きっと、僕が小さかった頃は、うちの近くの商店街のように栄えていたのだろう。

と、僕の少し前を小学生の軍団が横切った。

そうか、この近くには小学校もあるのか。

小学校がある商店街…

じゃあ、アレがあるはずだ。