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ヒビノココロミ

日々、いろいろ試して、いろいろ言うブログ。

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文具のお話 PILOT ハイメカホルダー編

ええ、つい先日訪問者数が6万人を越えたので、その記念というかなんというか、
この文具メモのコーナーでなにかスペシャルバージョンでもやっておこうと思いまして。
で、今回はPILOTのハイメカホルダーを取り上げようと思います。

 

ただ、私は文房具の知識があまりないので、詳しい方が見たら「ここ違う!」という
ところがあるかもしれません。その時は優しく教えていただけると助かります。

 


 

このまえのメカニカのときも書きましたけど、この製品も製図用の最高峰らしいです。
ちょっと前まではこういうハイグレードな製図用がいっぱいあったようですね。

 


で、今回取り上げるハイメカホルダーなんですけど、このシリーズには
1000円、2000円、3000円の3つのモデルが用意されていたみたいです。他にもあったのかな?

 

ではでは、今手元にあるこれら3つのモデルを比較してみましょー。

 

手前から、1000円のH-1003、2000円のH-2103、そして3000円のH-3003です。
文房具は型番を見れば値段が分かるようになっているみたいです。
あ、ちなみに芯径はすべて0.3です。0.5をあまり見かけ無いのと、私が良く0.3を使うからです。
しっかし、こうして比べてみるとそれぞれ個性がありますね。
とても同じシリーズとは思えません。もしかして違うとか?

 


これは比べがいがありそうですね。ではまずは外見から比べてみましょー。
まずは素材から。見た目から判断するに、H-1003は軸・グリップ共にプラスチック製、
H-2103、H-3003はグリップが金属製、軸がプラスチック製です。

 

H-1003の軸は特にロゴ等は無くシンプルな仕上がりです。つや消し仕上げ。
H-2103には「PILOT H-2103 0.3 JAPAN」というロゴがプリントしてあります。素材は1003と同じかと。
H-3003は趣ががらりと変わって光沢のある仕上がりです。さすが、3000円するだけあります。




軸はどれもほぼ似たようなフォルムなのですが、注目すべきはグリップ。

 

まず、H-1003は軸と同じ素材のフラットなグリップです。
表面がつや消しなので、つるつる滑らず、案外手にしっくり来ます。

 

次にH-2103。こちらは打って変わっていかにも製図用らしいローレット仕様。
けっこう細かいローレットで、指先をがっちりホールドします。

 

で、H-3003。やはり、値段が値段だけあって、金属にエッチング加工と豪華な仕上げです。
この、エッチングの独特の模様が良いですね。この模様は芯径や発売時期によって違うようです。

 

どうです、なんか、ぜんぜん違いますよね。みんなばらばらです。

 


で、グリップからちょっと上に目をやると目に付くのが中央の硬度表示とリング。
硬度表示はどれもHB~3Hまで表示できます。ここは一緒でした。
またH-1003だけ、中央のリングに「0.3 JAPAN」との文字がありました。

 

※2011/05/30追記:H‐1003のこのロゴは、デカールみたいなものようで水に濡れたらよれて
すぐに剥がれてしまいました…ちょっとショック。でも、綺麗にはがれるのでそれはそれで。

 


ちなみに、H-2103、3003は中央のリングにこの文字がありませんでした。
これにあたるものがH-2103は軸に、H-3003はグリップの上部にありました。
良く見てみると、フォントが統一されているわけではなくみんなばらばらです。

 


で、視線をさらに上に上げるとノック部が目に付きます。
右からH-1003、H-2103、H-3003です。
ハイメカホルダーはダブルノック式の製品なのでノック部が少々長めです。
これは先端を収納した状態ですが、それぞれ長さが微妙に違います。H-3003だけちょこっと長い。

 


で、ノックしてみてもこの差は変わりません。
ノック部の周りのリングもちょっとづつ違っていて、H-1003、H-2103には線が一つ、
H-3003には3つ入っています。H-1003とH-2103では線の位置が違いますね。
…この線が値段に対応していれば気持ちいいんですけど、ねぇ。じゃなったら統一して欲しい。
でも、もしかしたら年代によって違うのかもしれません。

 

あ、クリップはこの年代の製品に多いものですべて同じです。

 


では、視線を先端のほうに戻して。
口金を見てみると、やっぱりそれぞれ違います。
H-1003は2段になっていて角度が緩やかです。
H-2103とH-3003は一見すると同じ形ですが、微妙に違います。
両方とも3段ですが、2段目がH-2103は直角に、H-3003はやや角度が付いています。
まあ、それぞれ仕上げが違うのでまったく異なる印象ですね。

 


で、先端を出してみたのがこちら。
ガイドパイプはどれも同じようですね。逆に内部構造まで違っていたらすごい。

 


 


じゃあってんで中身を見てみます。
ダブルノック式なのでバネの力が強く、分解するのに気を使います。
ああ、色は違えど、やはり同じ形ですね。安心の金属製です。

 


ダブルノック式特有のこの中央のカムがいいですね。どきどきします。
ここがダブルノック式の肝ですね。

 


いちおう、キャップも開けてみました。
消しゴムの色は違いますが、形はおなじです。クリーナーピンも付いてましたよ。

 


先端も取り外すことが出来ます。トラブルがあったとき対処しやすいですね。

 


 


内部構造の話はこれくらいにして。最後に重心バランス等の話を。
重心を見てみると、ほほすべて真ん中らへんですね。(てか、このはかり方で良かったのか)
ただ、H-2103だけやや前よりです。これは金属製のローレットのせいでしょうかね。

 

重さは、H-1003は約15g、H-2103は約24g、H-3003は約15gでした。
うーん、H-2103はやっぱり重い。0.3だとすぐに芯が折れてしまいます。慎重に扱わねば。

 

全体的にいえるのは、値段が上がれば上位機種というわけではなく、
それぞれまったくの別物!という印象です。

 

具体的に言うと、H-1003は普段使いでも違和感が無い入門モデル、
H-2103はしっかり製図したい人のための、まさにプロ使用モデルって感じ。
で、H-3003は製図用が見た目にも気を使い出した、って感じです。らしくない。
H-3003はグリップにエッチング加工、軸にツヤ加工と豪華ですからね。製図用にしては。

 

ちなみに、わたしは1000円のを良く使います。軽くてシンプルで好き。肌触り?も好き。

 

で、機能面でのハイメカホルダーの優れた点は、ダブルノック式なのにほとんどガタつきがないこと。
これはどのモデルでも同じです。これはすごい。この点は書き味にかなり影響しますからね。

 

ただ、ダブルノック式なので始めの先端を出すときは力が要ります。
「カッチン」と切れのよい良い音がします。さあ書くぞ!とやる気が出ますね。

 

また、ノック音はわりと静かなほうです。「カシャカシャ」という小さな音がします。
ノックした感じはわりとおもめですね。しっかりとした押しごこちです。

 

芯の繰り出し量もそれほど多くなく、安心して使えます。

 


 

さてさて、長々と語ってきましたが、いかがでしたでしょうか。

 

これだけ語られえると今すぐ欲しい!って方もいるでしょうが、残念ながらこの製品は廃番なのです。
ねえ、良い製品なのに。まあ、今はそもそも製図用の需要がないですからね…
でも、H-100*は個人的に残して欲しかったですね。カラバリ増やせばこれは今でもいけそうです。
3000円のはちょっと、ね。よほどの文具好きでないと買わないかも…

 

まあ、廃番といってもごく最近まで販売されていたようなので、探せばあると思います。
ただ、状態はそれなりですので良く品定めしてから買いましょう。あせらずに。