ヒビノココロミ

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dripさんのPRESSo/CHIPの限定カラー買いました−電子マネーとカードと現金を切り分ける

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電子マネーか、カードか、現金か。しおせんです。

 おひさしぶりですー、しおせんです。更新待っていた方、ごめんなさい。

このまえ、ずっと待っていたdripさんの財布セットが届いたので、早速使っています。

そこで、いくつか気づいた点があったので、レビューを交えつつ語ろうかと思いますよ。

 

 

www.makuake.com

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drip.co.jp

 キャッシュレス時代の財布に、小銭入れを追加できるということ

少し前に、クラウドファウンディングで大成功をおさめた、「キャッシュレス時代の財布」ことPRESSoですが、このたび新しい仲間が追加されました。

それが小銭入れのCHIPです。

 

CHIPの発売記念として、PRESSoとCHIPの限定カラーのセット(トープとリモーネ)が出ていたので、PRESSoユーザーの僕は、(手元にPRESSoが既にあるにも関わらず)購入してしまいました。その理由は後ほど。

 

みてください、この手書きテイストの取扱説明書。かわゆい。「水に気をつけて」とありますが、僕の買ったトープはドイツ製タフレザーなので大丈夫そう。

 

ここで、なぜ「キャッシュレス時代の財布」を謳う財布にわざわざ小銭入れを追加するのかについて、ちょっと考えてみたいと思います。「キャッシュはいらないから、もっと財布を薄くできるよね」ってことでミニマル思考で開発された財布のバリエーションに小銭入れが追加されるのはうがった見方をすれば、なんとも皮肉めいていて興味深いです。

結局のところ、それはPRESSoを薄く保つために、PRESSoのポケットをもっと幅広く活用するために、小銭に専用の居場所を与えPRESSoから出ていってもらう、そんな感じだと思います。

確かに、PRESSoの小銭の公称の収納枚数は6枚前後とかなりタイトです。それに加え、フラップポケットに鍵などの別のものを入れているユーザーであれば、もはやPRESSo単体で小銭を管理するのは不可能です。

 

hibinokokoromi.hatenablog.com

 

PRESSoの詳細な使用感と雑感については、上の記事の冒頭にありますので是非お読みください。

 

けれども、日本国内だと完全にキャッシュレスにはなり切れない。まだまだ現金を要求される場面は多いはず。そこでひとたび現金決済をしてしまえば、特に額面が大きい硬貨が多い日本では、嫌でも小銭がジャラジャラと増えてゆきます。硬貨の割合が額面の種類に対して多いからです。

gigazine.net

 

その点を頭に入れると、マネークリップの類が日本で主流になれないのも納得。だって、すぐ小銭になっちゃうじゃん。だから、少しでも現金決済するのであれば、じかにポケットに入れるか募金箱に突っ込むかしない限り、小銭を持ち歩く入れ物が必要になってくるのです。

加えて、「紙幣でなく小銭がどうしても必要」という場面もあるにはあります。例えば、ロッカーとか、コピー機とか。もしかすると、旅先でコイン式の望遠鏡を覗きたくなるかもしれません。

ですから、まだまだ僕たちは小銭の呪縛から逃れることはできない、そういうことなのです。だから、CHIPという小銭入れはあったほうがいいのです。

PRESSoの「ミニマルな財布」というコンセプトをブラさないために、小銭入れつきのバリエーションを出すのではなく、小銭入れ単体としてCHIPを出してきたのは強いこだわりを感じました。

まあ、CHIPの用途は小銭入れだけに留まらないんですがね。

内側が別素材になり、モノとしての質感が更に高まったPRESSoピケ・トープ

さて、小銭入れが必要な理由を軽く語ったところで、「じゃあなんで、PRESSoまで買い換えたの?」について答えます。それは、CHIPと色を揃えたかったのと、限定版の素材構成が通常版と違って質感が高くなったから。です。

僕の購入したトープというカラーは、グレーに暖色系の色を混ぜたような、温かみのある色です。もうひとつのバリエーションのリモーネのビビットなイエローよりは、よりTPOに馴染むと思います。

両カラーとも、ドイツ製タフレザーがメイン素材で、水や汚れに強く長く使えそうです。

 

で、冒頭でも話したように、全てタフレザー製の通常版とは違い、限定版は内側がベージュのベジタブルタンニンレザーになっています。これが非常に質感が高い!元々モノとして質感が高かったPRESSoのレベルが更に上がったように感じられ、限定版ということもあり所有欲がかなり満たされます。うれしい。

こういう、シンプルなプロダクトこそ素材の質感が物を言うんですよねー。

 

なお、縦向きのカードポケット3つに中央のフラップポケット、そして札抑えの構成です。このセットを買う場合は、中央のフラップポケットは小銭入れ以外に使う方が多いのでしょう。(僕は実家の鍵を入れてます)

 

PRESSoの使い方の詳細については、過去記事で。

 

hibinokokoromi.hatenablog.com

 

内貼り素材が変更されたとはいえ、カード3枚と紙幣・鍵を入れてもこの薄さ。素晴らしい。

 

通常版と比較するとこう。タフレザー仕様のピケは、通常版はかなり柔らかく素材感も相まって、ラフでカジュアルな印象です。そこに、ベジタブルタンニンレザーが追加されたことで、フォーマル感が高まった印象です。ただし、革が硬くなったので、初めのうちはカードを入れにくいかも知れません。(すぐ開いちゃう)

硬貨と紙幣を持ち歩ける最小の財布かも知れないーCHIP

で、セットの小銭入れこと「CHIP」は、最小サイズの小銭入れとして開発されたものです。4.5cm四方のサイズ感は、500円硬貨を基準に突き詰められたものだそうで。

 

その小ささながら、袋縫いとジッパーのマチを利用することでサイズ感を損なうことなく容量をアップ。エル字のジッパーはYKK製で品質が高く、開閉のしやすさと開けた時の視認性に貢献しています。また、引き手の素材も、CHIPのミニマルなサイズ感を損なうことがないよう小さいもので、なおかつキーホルダー等にぶら下げられるよう穴あきのものが採用されています。

 

そして、ここからが僕の感動した点なんですけど、実はCHIP、小銭入れなんですけど八つ折りにした紙幣がジャストサイズで入っちゃうんですよねー。これにより、ただ単に溢れ出た小銭を受ける入れ物から、紙幣で払って小銭を受け取る、そんなちょっとした現金決済なら単体でも使えそうな財布に用途が変わったんです。単なる付属品なのか、単体で使えるのか。ギリギリのサイズ感を攻めてきたのがいい方に転んだなー、と思います。

電子マネーと、現金と、リアルカードをそれぞれ切り分けて持ち運ぶことができる

で、つまりはPRESSoはカード入れ、CHIPは現金入れという感じで運用することができるんです。

考えてみれば、少額決済は電子マネーか少々の現金に集約されることが、(僕の日常生活においては)多いです。電子マネーはApple Watchで支払うことが多いですから、べつにリアルカードがなくても困らないことが多いのです。ですから、もうカード入れのPRESSoは、(使用頻度を考えても)カバンにしまっておいてもいいのです。

逆にいうと、現金がないと困る場面は先に話したように多々あるわけですから、ちょっとだけ持ち歩きたいのです。ですから、キーホルダー感覚で持ち歩けるCHIPのサイズ感はありがたい。

ほら、リターン式のコインロッカーは硬貨が鍵がわりでしょ?だから、キーホルダーに下げるのは合理的。(なんだこの謎理論)

 

これを踏まえると、CHIPはこんな感じで持ち歩くことになりそうです。大げさなカナビラにぶら下げるのは、CHIPには似合いませんから、こういうシンプルなキーリングがお似合いでしょう。これならちっちゃなCHIPを紛失するリスクを防げるばかりか、腰などに下げて、サッと取り出せて大変便利です。

 

NITEIZE(ナイトアイズ) インフィニキー シルバー KIC-11-R3 (日本正規品)

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私は、watch/電子マネー>CHIP/現金>PRESSo/リアルカード、の順で使用頻度が多いので、watchは腕、CHIPは腰、そしてPRESSoはカバンにしまう、といった感じで運用するのがたいへん心地よいです。最小限の動作で決済を済ます。そして、ミニマルに決済手段を持ち歩く。まさに、「キャッシュレス時代の財布」としてPRESSOとCHIPの組み合わせは最高だったわけです。