これがスマートウオッチに見えますか?しおせんです。
ご無沙汰しております、しおせんです。
平成最後の夏も終わりかけて、秋が見えてきました。
ちょいとここらでブログ更新再開します。暑くて怠けてたんですよ。
今回は、”らしくない”スマートウオッチについてです。
(なお、このブログのレビューはスペック詳細は載せず、基本的に雑感です。あしからず。)
- wena wristの体験イベント行ってきたんです
- 今手元に2つのwenaがあります
- で、wenaってなにさ
- wenaを使うにあたって
- でさ、proにしてどうだった?Proの必要性は?
- でも、最大の魅力は気分によってヘッドを付け替えられること!
wena wristの体験イベント行ってきたんです
それは7月下旬、新三郷のロフトでの出来事でした。
お買い物をして、ご飯食べて。ブラブラしていたんですが、ロフトの前にこんなコーナーがあったんですね。
その日もいつものようにwenaをしていたわたしは、引き寄せられるように体験イベントのブースへ。
(着けていたのは、無印初代のこれね)
いやね、前々からwenaの新作気になっていたんですよ。
特にactiveのほうね。
でもさ、現物見ると、質感がやっぱり、いわゆるウエアラブルデバイスの域を脱していないんですよ。
これ絶対目立つじゃん。「わー、なんですかそれー」ってなるやつじゃん。
目立つのがなんと言うか、めんどくさいんですよね。
ウエアラブルデバイスがわたしの中でどうあるべきかは過去記事で語ってます。
(ん?なんでいまMibandではなく、wenaしてるのかって?時計とウエアラブルデバイス統合したかったからです。両手になにか付いてるの、うっとおしくって。)
そもそもわたし、そこまで運動しないし、睡眠ロガーもう取ってないし、ましてGPSなんて…機能的にいらないかなぁ。ってことで候補から外しました。
で、興味がProの方に移って、いろいろ試着させてもらったんですね。
「今ならおまけでいろいろ付けときますんで、どうですか?」
「そうなんですねー(どーしよっかなー)」
今手元に2つのwenaがあります
はい、というわけで、買いました。wena wrist pro。
向かって左が初代のBEAMSコラボ。右が今回買ったProね。
なお、初代はヘッドとバンドセット売りが基本でしたが、今回のモデルからバンド単体売りが展開されています。買いやすいね。
製品本体は、こう。
左がproで、右が無印初代。
無印初代はバンド中央のLEDで通知するだけでしたが、Proでは有機ELのディスプレイが追加されているのが、大きな特徴です。
また、わずかながら、細く、薄くなっています。(バンド幅22mm→20mm)
Proには後方互換性を保つため、22mmラグ幅のエンドピースがデフォルトで付いていますが、その細くなったバンド幅に合わせて20mmのエンドピースも別売りであります。
[wena project] wena wrist pro用20mmエンドピース Silver WB-EP200/S
- 出版社/メーカー: Sony(ソニー)
- メディア: エレクトロニクス
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今までつけられなかったヘッドもつけられますね。
また、防水性能も向上しています。(5気圧防水)
なお、わたしが所有しているのはどちらもシルバーですが、それぞれブラックも展開されていますよ。
で、wenaってなにさ
ここまで話しておいてなんですが、そもそも、wenaってなんなのよ!って方もいると思いますので、簡単な概要を。
wenaとは”wear electronics naturally”の略。
「人々にもっと自然に、違和感なく、
ウェアラブルデバイスを身につけてほしい」
という想いが込められています。
ま、いわゆるスマートウオッチから通知機能と決済機能を抜き出して時計のヘッド側ではなくバンド側に詰め込んだ、他社製品とは一線を画すコンセプトの製品です。
wena wristは、世界で初めて※、
腕時計のバンド部分にスマートウォッチとして
必要な機能を内蔵しました。
考えてみてください。普段腕時計をする習慣のある人が、それをスマートウオッチに置き換えると思いますか?
デザイン・見た目からして、その便利さを持ってしても、なかなか難しいところだと思います。
ましてや、両方腕につけるんなんて、もってのほか。
で、あれば、腕時計の核であるヘッド側でなく、バンド側にその機能詰め込んだらどうだろう。そんなコンセプトの製品です。
腕時計もスマートウォッチも両方使いたい。
でも実際に2つを身に着けて生活してみると、
どうしても違和感を感じてしまうことでしょう。それでは腕時計とスマートウォッチを
1つにまとめてみてはどうか。そんな発想からwena wristの開発がスタートしました。
このコンセプトにより、普段腕時計しない方でも、普通の腕時計の見た目で「違和感なく」スマートウオッチの機能を利用できるということにもなるので、訴求できるターゲットが広がりますね。さっすが。
wenaを使うにあたって
で、スマートウオッチを使うにあたっての懸念は、見た目ともう一つ、バッテリー持ちですよね。
充電は、専用のクリップを介して行います。(なお、地味に高い)
充電時間はどちらも1.5時間、連続動作時間は通常使用(スマートフォンとペアリング時)で約一週間です。
wenaの機能としては、まず通知機能ですね。
アプリ側で設定したアプリの通知を初代無印はLEDの色で、proはディスプレイにティッカー表示でお知らせしてくれます。
なお、Proは通知以外にも、歩数や電子マネー残高、時刻(!)なども表示してくれます。
(なお、初代無印もLEDの表示である程度これらを把握することはできます。でも、見にくいからアプリ見ちゃう)
また、表示行数は1行と2行選べますよ。
アップデートで機能追加されてゆく予定なので、楽しみですね。
あとは、決済機能ですよね。(画像は公式サイトから)
手ぶらで買い物できる電子マネー機能
バンド部にFeliCaを搭載しているため、手首を読み取り機にかざすだけで買い物ができます。全国のコンビニ、ドラッグストア、スーパー等計 45 万店舗以上で使用可能です。
ANA Skipサービス、ヨドバシカメラゴールドポイントカード、dポイントカードにも対応。
楽天Edyの利用履歴は自動で収集されてwenaアプリ上でも確認でき、日・週・月・年ごとにいくら使ったのかを一目で確認できます。
ふだんedy利用する方なら、かなり便利に使える機能だと思います。
それ以外の各種電子マネーにも対応していて便利ですね。(わたしはiD使ってます)
なお、電子マネーの初期設定にはiOSの端末が必須です。ここはかなり残念。
これは、設定アプリである「おサイフリンク」というアプリがiOSにしか存在しないからです。
これ、FeliCaがiOSには載っていないから、決済デバイスとリンクさせるために存在する(した)アプリなんですよね。androidであれば必要があれば端末に載っているから、そもそもこのアプリ必要ないし。
たぶん、これ用でしょうね。Apple Payがなかった時代の遺物。
で、wena単体ではインターフェイスがなくて設定はできないので、このアプリの機能利用しているわけ。納得。
でも、androidユーザーはかなり面倒ですよねぇ。
「あの、さ。君のiPhone貸してよ。wena設定するから。」って口実に使えますね。
でさ、proにしてどうだった?Proの必要性は?
もう聞く限り、見た目いいし、機能十分だし、proだと情報量増えて最高じゃん!となるわけですが、使っていくうちにいろいろ見えてくるわけですよ。
上の画像、インスタの通知来てるんですが、見えますか?これ、曇天の屋外ですよ。
proの最大の利点、通知ディスプレイがこの視認性なんです。
これを発端に、いろいろな感情が渦巻いてきてですね。
ついツイートしてしまうわたし。
手首周りのフィット感は、無印wenaのほうが好き
— 🍘しおせん🍘 (@shio_sen_bei) 2018年9月3日
なんかね、ピースごとの可動域が広くて柔軟なの
だからね、ちょっと外して机に置くとちゃんと立つのが好き
それはそうと、やっぱね、ヘッド付け替えらるのは唯一無二の強みよ
気分と服装で付け替えるの楽しすぎる #wena pic.twitter.com/erfcZBmTnf
デザインは踏襲されているので、通知ウインドウにしか差異は見いだせない
— 🍘しおせん🍘 (@shio_sen_bei) 2018年9月3日
正直、proの通知ウインドウは僕にはいらないかなぁ
直射日光で見えないし、「スマートウオッチに見えない(ガジェット感を消した)スマートデバイス」というコンセプトから、ぶれてる気がする
ベルトにティッカー表示はねぇ… pic.twitter.com/lGBoAyCEy6
公称では、バッテリー持ちは一週間と、proと無印では変わらない
— 🍘しおせん🍘 (@shio_sen_bei) 2018年9月3日
体積を減らし、通知ウインドウを追加した上で、連続動作時間を維持したのは、さすがだなぁとは思うんだけれども…
はっきり見えるディスプレイ採用しないと元も子もないよなぁ
外で通知LEDしか見えないのは、pro買った意味ないよねぇ pic.twitter.com/ZVsht6JIEc
つまり、何をうだうだ言っているのかといえば、無印に+5000円で(外で見えない)ウインドウを追加してproに乗り換える意味はそこまであんのかなぁ、ってこと
— 🍘しおせん🍘 (@shio_sen_bei) 2018年9月3日
着信があって、ウインドウで誰からの電話なのか判断できたところで、wenaからは何もできないので、結局スマホ出して操作するでしょ?うーむ pic.twitter.com/2T8aOmJg0r
つまり、何をうだうだ言っているのかといえば、無印に+5000円で(外で見えない)ウインドウを追加してproに乗り換える意味はそこまであんのかなぁ、ってこと
着信があって、ウインドウで誰からの電話なのか判断できたところで、wenaからは何もできないので、結局スマホ出して操作するでしょ?
そう、そうですよ。そこですよ。
ほんとに、おそとで見えないディスプレイとか残念すぎる。
なんのためのディスプレイなのかと。
バッテリー持ちとデザイン維持するための有機EL採用なのでしょうが、光量が弱すぎるのよ。
これじゃあ、付いて無いのと同じ。
あと、悪い癖でいろいろ考えちゃうんですが、
そもそもさ、スマートウオッチの類って、"スマホを出さずとも"通知内容が確認できるって代物じゃあないですか。
手元で通知が見えると、「あー、何だ、ツイッターか(どーでもいいな)」とか判別できて、結果として"必要なときだけ"スマホ触るので時間セーブできるという副次効果が期待できるわけですよ。
でもね、その通知の情報量をどこまでするかの線引が非常に難しいわけで。
人間、欲深いもので、ディスプレイ表示があると、可能な限り情報表示させようとするんですよ。
それこそヘッド部分がディスプレイの、普通のスマートウオッチだと、通知表示どころか、そこで何でもしようとしようとするんです。
わたしとしては、あんなちっさい画面でなにかしようとするほうがバカバカしいと思うんですけど、したくなるのが人間の性なんです。(事実アプリたくさんあるよね。ブラウザとか狂気の沙汰)
それだともうさ、「腕にスマホ巻き付けとけよ!」となりますよ。この腕コン野郎!
で、そうならないために、自制するために、単純な通知だけできる、wenaに魅力を感じていたのも事実なんです。
それは、古き良きケータイの着信ランプが手元にあるかのようなシンプルさ。
ブルっと来て、手首返して青く光るLED。
「あー、ツイッター。(どうでもいいな)」そこで踏みとどまれるんです。
でも、ディスプレイあると、まあ、確かに誰からのメンションかわかるし、いいんですけど、
なんていうか、ほら、よく言うじゃん、「書店で本を買って、帰りの電車でパラパラ見始めると止まらなくなって読んじゃう」みたいな。
ああいうのがスマートウオッチをトリガーにして、スマホで起きちゃうんです。
これ良くないですね。じゃあ、そもそも通知するなよってなりますけど、通知は抑えておきたいんです。不安なんです。(SNS依存)
だから、通知だけは知りたいというスマホ依存の意志の弱い私にとって、wenaは適度な情報量の通知だったんです。
でもさ、ここで新たにディスプレイが追加されたPro。
かつて、「腕時計としての自然な見た目にスマートウォッチの機能を融合」を目指したwenaに、追加されたスマートウオッチ然としたディスプレイ。
これではもはや、自然な見た目の線引が曖昧になり、「次のモデルではバックル部分がすべてディスプレイになるのでは?」と穿った予想までしてしまいます。(これもう言いがかりだろ)
そのコンセプトを振らしてまで追加したディスプレイが、日常使用の半分以上の状況、つまり、屋外では見えないのはいただけないなぁ、と。
わたしとしては、ちらっと、さりげなくお知らせしてくれるwenaの感じがすきだったんです。なので、いま、Pro使い続けるか真剣に悩んでます。
わたしとしては、基本的な機能は初代無印と何ら変わりないので、今使っている人は乗り換える必要はないと思います。
ただ、より多くの情報量を求める人は乗り替えたがいいんじゃないかなぁ、でもディスプレイ外で見えないよ、って感じ。
今からwena買う人は、一回使ってみて、悩んでもいいかと思います。
特に女性や腕の細い方は、バンドが細くなったProのほうがしっくり来ると思いますよ。
でも、最大の魅力は気分によってヘッドを付け替えられること!
いろいろ言いましたが、やっぱり、その日の気分で気軽にヘッド部分を付け替えられて、しかもそこにスマートウオッチの機能が統合されているのは便利以外の何物でもないので、wena自体は強くおすすめできます。便利よ、これ。
個人的に最もクールな組み合わせは、データバンクとの組み合わせ。新旧スマートウオッチの融合とか胸熱。
ようは22mm(または20mm)ラグ幅の腕時計なら何でも組み合わせられるので、シンプルなBRAUNの時計とかとも組み合わせられます。いいねぇ。
[wena project] Chronograph beams edition Head WN-WC02S-H
- 出版社/メーカー: Sony(ソニー)
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
もちろん、Proであっても過去のヘッドと互換性あるので、わたしが持ってるBEAMSコラボも使えますよ!
と、まあ、wena愛が強いあまりにいろいろなこと語ってしまいましたが(7000文字超えのレビューです)、それほど語れる製品なんです。
wenaにはさらなる飛躍をしてほしいですね、そう
Q:これからの #wena に望むことはなんですか?
— 🍘しおせん🍘 (@shio_sen_bei) 2018年9月3日
A:交通系電子マネー対応はよ
交通系電子マネー対応ですね。これほんと待ってるから。