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「その大画面、必要?」iPhone Xs Max じっくり使用レビュー

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Maxまだのひと、ちょっと検討しよう。しおせんです。

 先日Xrも発売され、ついに今期のiPhoneが出揃った形ですが、ガジェッターの皆様はいかがお過ごしでしょうか。今回は、私がiPhone Xs Maxをじっくり使用してみて感じたことをつらつら書いてゆこうと思います。

違うのは、画面の大きさだけ

今回のiPhone Xs および Xs Max は、いままでの機種のように大きいのと小さいのでスペックが違うといったことはなく基本的なスペックは、ほぼ変わりません。あるとすればバッテリー容量と画面サイズだけです。

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どちらも強力なA12 Bionicチップと高性能な広角・望遠カメラがあり、それに耐水性とFace IDを備えているのもおんなじです。つまりは、純粋に「画面のサイズ」だけで選ぶことができるんですよね。もう、カメラのためだけに無理やり大きいiPhoneを選択する必要はなくなったのです。もともと小さいスマホに惹かれがちな私ですが、今回は大画面のiPhoneを使ってみたくてXs Maxを選択しました。ほら、今までで最大級のスクリーンのiPhoneですし。

 

あなたはなぜ「大画面」を選択するのですか?

ここで考えてみましょう。あなたはなぜ、大画面のスマートフォンを選ぶのでしょうか。スタンダードモデルのXsでさえも5.8インチですから、十分に大画面なはずです。約30gの重量差や約7mmの横幅の差は、手持ちだとかなりの違いを感じるはずです。スマートフォンでありながら、もはや片手操作を諦めるレベルのサイズ感です。携帯性・操作性を犠牲にしてまでその大画面を選ぶ理由は何なのでしょうか。

 

まあ、それは「一度に表示できる情報量の違い」というのが大きいと思います。じっさい、私はSEからXs Maxに乗り換えてその差に感動しました。ですが、ちょっと待ってください。旧機種からのアップグレードにとらわれてつい大画面を選びがちですが、XsとXs Maxは画面サイズは違えどピクセル密度は458PPIで同じです。つまり、表示できる情報量は変わらないんですよね。

 

…はい、そうなんですよ。なので、一覧性だけが理由で大画面を選ぶのであればちょっと考え直したほうが良いです。だって見える部分はおんなじなんだもん。

 

大画面の真の魅力は画像・動画コンテンツとタッチ操作のしやすさ

それでもなぜ私がわざわざ大きくて重いXs Maxにしたのかといえば、iPhoneで画像を扱いたかったからなんですよね。Xs Xs MaxのA12 Bionicチップは強力で、LightroomやPhotoshopなどのアプリで大量の画像を扱ってもそつなく処理でき大変心地よいです。

 

であれば、より大画面で画像の編集プレビューを確認したいですよね。ほら、単に画像表示が大きくなるわけですから、PPIが同じであれば必然的に大画面の方を選びたくなるのはわかりますよね。それに、ちょこちょこ露出や彩度などを弄るのにあたって、タッチUIは少しでも大きく表示されたほうが操作しやすい。いままでSEでちまちまやっていた私からすれば、開放感がすごいです。

 

大画面で画像が扱いやすい+失敗しないカメラ=最強

と、まあ、大画面だと何かとカメラ好きには都合がいいわけです。そんな扱いやすい大画面と、iPhone安定の「失敗しないカメラ」が合わされば早速それは最強の画像シェア端末となりうるわけで。 私は日々、一眼カメラやiPhoneで撮った画像をSNSに投稿しています。もうね、プレビューが見やすいし、スマホ自体のカメラも失敗ないし、最高ですね。本機種、「ポートレートモード」がより強化されたのがウリのようですが、その機能をテーブルフォトに流用してボケ感のある飯テロ画像も簡単に投下できます。願わくば、アップデートで料理モードとかできてほしいですね。

 

夜景を適当に撮ってもこの画質で、SNSなら十二分ですね。Xsになってから、ネオンの明かりの白飛び・黒つぶれにめっぽう強くなりましたね。スマートHDRすごすぎ。

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けれども、鬼門はアスペクト比

とはいえ、欲を言えば「もうちょっと、大きい画面がほしい」というのはあります。実は、最近の大画面機種のアスペクト比って18:9とかの異様に縦長な(あるいは横長な)比率なんですよね。なので、普通のカメラで撮った画像をiPhoneで表示しても、実はそこまで大きく表示できないんですよね。だって、大体のカメラのアスペクト比は3:2か4:3ですし。なので、構図とかをみるならまだしも、色味とか質感を見たいのであればもっと大きいほうが良いのかなぁ、とかはよく思ったりします。

 

その他の基本的な性能は満足だけど、これはMaxでなくても良い

まあ、そうは言ってもスマートフォンとしてこれはもう十分すぎる快適さで、有機ELになったことでコントラスト比が飛躍的に向上し動画が見やすくなったとか、ステレオスピーカーになったからもはやワイヤレススピーカー不要なんじゃないかとか、防水性が飛躍的に向上したので風呂モバが捗るとかいろいろあるわけですが、これらはべつにXs MaxでなくてXsでも同じことです。

 

そうなんですよ。もはやこれはノートパソコンを画面サイズで選ぶ感覚と似ているんです。なので個人的には「Xs 5.8インチモデル」と「Xs 6.5インチモデル」という感じで選んで差し支えないかと思います。そう考えると、普及帯のXrでも、スペックのキモであるチップ変わらないから良いんじゃないか、という気さえしてきます。多分、みんなXrで満足するよ。確かに、Xs Maxはよくできた機種です。だけど、やはりそれなりのお値段(124,800円から)がするんです。「こんだけ高いんだから、まあ、このくらいの性能ないと見合わないよね」そんな感じです。

 

結論:カメラ好きならXs Max選んで損はないけど、Apple watchとiPadがほしくなる

というわけで、個人的な購入理由の「iPhoneで画像処理を快適にしたい」という部分は概ね果たせたかな、と思います。なんなら、外付けキーボードでこのままブログ執筆までこなせる感じです。しかしながら、このサイズ感。もはや携帯電話ではないです。ポケットに入れると違和感がすごくていまだに慣れません。これは男性でもカバンに入れたくなるのでは?という感じです。単に電話としてならば、SEのサイズ感はまさに最高でしたよ。LINEと通話、ちょこっとネットサーフィンぐらいだったら、今でもSEでじゅーぶん。最新iOS入りますしね。

 

それを考えると、ちょっとXs Maxを手に持つのが億劫になってくるのは否定できないです。なので、「手元で通知受けるApple Watchいいなぁ」となるわけです。それに、先に言ったように、Xs Maxの画面サイズでも思ったほど大きく画像をプレビューできないので「iPadあったら、もっと画像編集しやすいかなあ」とか思ったり…。

 

このように、大画面への期待値が大きすぎると、消化不良を起こしかねないので、まだ購入前の人はXs/Xs Max/Xrをそれぞれじっくり検討してみてください。おそらく、ほとんどの人はXrで満足できる性能なんですが、この高コントラストで正確な発色の大画面が手のひらに乗るということは、画像を扱う人にとって実は大きなアドバンテージであることは否定出来ないからです。Appleのディスプレイの正確さは、他社のディスプレイを使うと痛感できます。

 

あなたは、なぜ大画面を選ぶのでしょう?その答えが「写真のため」であれば、きっと間違えた選択ではないはずです。

 

Xs Maxの開封レビューはここに。 

hibinokokoromi.hatenablog.com

 

いまでも現役のSEを購入した理由はこちらに。

hibinokokoromi.hatenablog.com