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PENTAX K-S2 / SHOOTING REPORT - 初詣弾丸フォトウォーク

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PENTAX K-S2 / SHOOTING REPORT

 

あけましておめでとうございます、というのはもう遅いですかね。しおせんです。本年も当ブログのご愛顧のほどよろしくお願いいたします。さて、新年一発目の更新は、今年のメインカメラの話から。デジタル一眼を購入する際にあたって「これ一台で何でもこなしたい」という思いから、いわゆる「全部入り」の機種を探すのはよくある話です。それに加えて、自分は「白いカメラが大好き」という思いがあるものですから、カメラ選びはなかなか難航しました。そんな中、ペンタックスからコンパクトかつ全部入りの「白い」ミドルレンジの一眼がラインアップされていると聞いたものですから、善は急げとすぐさま購入したわけでして。こんかいはその撮影レポです。

( Photography & Text : しおせん )
 
 

錦糸町のカメラのキタムラでいままでのメインカメラであるCanon EOS Kiss X7を売却し、K-S2の中古ボディを購入。その足で、近場のイルミを試し撮りしてしまう。ほんと、思いつきの行動が多いですね。てなわけで、まずは東京ドームシティのイルミネーションから。ペンタックスのカメラには、カスタムイメージと呼ばれる映像加工効果がプリセットでいくつ用意されているので、今回の撮影ではそれを試しています。カスタムイメージは「鮮やか」です。華やかですね。なお、ここに掲載されている画像はすべて DA 50mm f1.8 と K-S2の組み合わせで撮影されたものです。

 

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いきなりイルミネーションを撮るという、カメラの性能を試すにはもってこいのシチュエーション。とはいえ、カメラに任せっきりのオートですがノイズ感はあまりないような気がします。イルミの鮮やかさに目がくらみます。

 

イルミネーションばかりか、光るものを何でも撮る始末。これは何でしょう?しかしながら、夜間の手持ち撮影でよくここまで撮れるものです。もう、素人目には三脚いらないのでは?と思えてしまいます。

 


 

イルミネーション撮影に没頭しうっかり終電を逃した僕は、フォロワーさんに教えていただいたカプセルホテルで夜を明かしました。きれいでよかった。てなわけで、明けて早朝の日本橋を。カスタムイメージは「ほのか」。柔らかな冬の日差しを表現します。ゴーストやフレア出ますけど、これはこれで良いものです。

 

朝食は日本橋にある立ち食いそば「よもだそば」で。ここでしか食べられにと謡う木曽地方名物の「すんきそば」に春菊天と紅生姜天をトッピングして。意図せず鮮やかな赤・緑の色合いが食欲をそそり、すんきの酸味がクセになります。

 

さあ、お腹を満たしたあとはようやく初詣。例年通り神田明神からスタート。なんだかんだいって、ココに来てしまうのは、なにかあるとしか思えません。べつに、決めているわけではないのですが、結局ココなんですよね。

 

途中見かけたお神輿。カスタムイメージ「雅」でなんとなく撮ってみましたが如何でしょう?キラキラしています。

 

初詣後のあとは、不忍池をてくてく。よくみると、ユリカモメがたくさんいたので飛翔シーンを狙って納得行くまで粘る。で、ベストがこれ。連射とシャッタスピード弄れば素人でもここまで撮れるものです。こういう瞬間を狙うシーンではファインダーは必須ですね。さすが一眼。水辺でも臆することなく撮れるのは本体に防水、防塵加工が施されているから。ですが、レンズも防水対応のものを選ばなければ片手落ちです。

 


 

さて、一眼で撮るものというと僕は花をイメージしますが、みなさんいかがでしょう。たまたま上野東照宮でぼたん苑が開催されていたので、練習がてら撮影。カスタムイメージは「雅」だとけばけばしかったので、「鮮やか」で撮りました。

 

そこまで寄れるレンズではなかったのですが、頑張ってみました。個人的には白や黄色系統の花が、可憐で好きですね。花弁の表現とかどうですか?柔らかな感じ、伝わりますか?

 

この、マゼンタが強い撮影対象だと、色が強いのかすぐに色飽和を起こしがちです。いろいろ試してみましたが、このあたりはまだまだ改善できそうです。

 

白い花は、色が飛ばないようにF値などを調整する必要があるようです。しかし、牡丹は艶やかで良いですね。冬場にこんな鮮やかなものを見れるとは思いませんでした。ここでは、バリアングルモニターが活躍しました。低い位置にある花も、無理なく寄って撮影できます。

 


 

さいごは、上野東照宮にお参り。水面はカスタムイメージ「リバーサルフィルム」が良いと聞き齧っていたので使用してみます。手水と、水面。鮮明で鮮やかさが際立つ感じです。

 

絵馬。やや色合いが赤い方によってますがこれはこれで雰囲気あります。なんというか、年始の華やかさ?を感じます。絵馬を結びつける組紐のカラーのアクセントがよい。

 

最後にどーんと。唐門と社殿をど真ん中に。やはり、こういった豪華絢爛な雰囲気には「リバーサルフィルム」の鮮やかで派手目の表現が合うのかもしれませんね。

 


 

このルックスと、このサイズに、ここまで詰め込んだか
 
ボックスシルエットなルックスに、ポップな配色のカラーは、トイ感が強くハマる人にはドンピシャといったかんじです。その見た目にあわず、視野率100%のファインダーや、ローパスセレクタ、そしてシェア機能や防水防塵性能など隙のないスペックです。よくもまあ、この大きさに「全部入り」の機能を詰め込んだものだと。しかしながら、グリップの握りやすさやボタンの配置はこのコンパクトさにもかかわらず、犠牲にされておらず大変扱いやすいです。
そして、なんと言ってもバリアングル液晶。これのお蔭で撮影スタイルの幅が、グーンと広がります。バリアングルでこちらに向く液晶、とくれば自撮りをしたくなるものです。そのさい、液晶をこちらに向けて自撮りをする形でグリップを握ると、ちょうど指がかかる位置に来るwi-fiボタンがシャッターとして切り替わるのは面白いギミックです。積極的に自撮りしたくなりますね。
ペンタックスらしさを詰め込んだ、コンパクトな名機と言えそうな機種。それにオーダーカラーができるというのですから、発売当初のペンタックスユーザーは歓喜したことでしょう。ですが、この世代をあとにオーダーカラーが続かなかったのは、ペンタックスの魅力の一つだっただけにもう、カラフルな高性能機種が出ないと思うと残念でなりません。だからこそ、このカラフルかつ「全部入り」のK-S2は、カラフルなカメラ好きにとっては貴重な存在なのです。