ヒビノココロミ

ひび、すきなもので、すきなところで、すきなことをする

みにれびゅー025 : ハマれば、手放せない。(じゃなければ?) / SONY LinkBuds

個性的、ってのは万人向けじゃない、というわけで。

どうも、しおせんです。ひさびさにみにれびゅー。

今回はSONYのLinkBudsです。

 

www.sony.jp

 

・コレはなに?

SONYの穴開きドライバーを使った開放型イヤホン

 

・推せるところ

今までにない開放感。耳穴を塞がない独特な感じ

開放型にしては、音がそこまで軽くない

ちっちゃい、軽い(≒ちゃちい)

 

・イマイチなところ

耳の形状が合わないひとはどうやっても付けられない

極度の開放型ゆえに、使い所がつかめない

 

・雑感

パッケージは今どきのエコを意識した難解な折り箱スタイルで脱プラな感じ。高級感がないのは価格帯からして百も承知だが、それにしたって所有欲をそそらない質感である。エコロジー路線はプロダクトにまで反映しなくても良い。そんなめっちゃ安いわけじゃないから。「まぜもの」が入ったような均質でないグレーのケース・本体は再生素材の文具を我慢して使ってる気持ちになる。

翻って、フォームファクタというか形状は良い。連続再生時間はケース込みで最大11時間だそうだが、この手に握り込めるサイズ感なら納得できる。8の字型の本体は、今まで見たことのない形状で、かつとても小さいので「ちいさな」ワクワク感はある。ただし、不満を言えばラッチ止めのケース蓋はいただけない、破損しそうでヒヤヒヤする。マグネットで止めるべきだ。充電は欲を言えば無線対応してほしかったが、無いものは無いでそこまで不便じゃない。

唯一にして最大の"ウリ"であろう『穴開きドライバ』は12mmでそれなりのおおきさ。音質自体には不満はなく、価格帯相応で、むしろ異質な形状のドライバにしてはかなり頑張って鳴っているほう。スマホのスピーカーでBGM垂れ流すよりはこちらで聞いたほうがよい。しかしながら、穴あきドライバの開放感は「そこそこ」で驚くようなものではない。耳への密着感はやはりそれなりにはある。耳穴か耳介、どっちで留めているのかの違いでしかない。

穴あきの作用はどちらかといえば、外音の聞こえ方のほうが強い。文字度通り「筒抜け」である。機械的にではなく物理的に音か伝わるので、外音>コンテンツ音でリスニングしたいならこの製品が役立つ。コンテンツの音は外音の一部として聴こえる。ゆえに、屋外での使用などには滅法向かない。全然聞こえない。地下鉄で使うなんて問題外。室内でいつ何時もコンテンツを耳元で垂れ流したい人向け。テレワーク用途ヘッドセットとしては性能は並。抜きん出たものはない。

ワイドエリアタップなど、ソフトウエア面での創意工夫は面白いが、一度使ったらそれっきりのギミックで、『コレなしでは生きられない!』という感じではない。どちらかといえばしっかりと保持しづらいイヤホンの形状からくる、直接触ることに寄るポジションがずれることへの回避策としか受け止められない。空間オーディオはなくても良い、対応コンテンツがないから。自動ボリューム調節は乱高下しすぎ。

その装着感から、高温多湿な日本の夏にはもしかしたら打って付けな製品かも知れないが、そのコンセプト「生活と音楽をLinkさせる」ようにするためには四六時中耳にはめていないとその恩恵は薄い。しかしながらあんまり持たないバッテリー。ちょっと微妙である。(そしてこのコンセプトはもしかしたらこのドライバユニットをどうにか活かそうという後付のものかもしれない)

でも、一番の問題点は装着できる人(耳)をかなり選ぶこと。本体の外側にはめるシリコンの輪っか(フィッティングサポーター)で耳介に引っ掛けるスタイルだが、そもそも耳穴側(ドライバー側)は何も調節ができない。よって、耳穴が小さいひとは物理的に嵌めることができない。調節もできなくて悲しくなる。ドライバー側の『輪っか』が耳穴の入り口に収まりきらないので、耳介側のフィッティングサポーターが耳介に掛かる角度におさまらないのだ。せめて全体にシリコン塗装がされていれば、本体に多少の柔軟性があれば違ったのかもしれないが、ないものはしょうがない。

耳が小さい自覚がある人は、私のように無闇矢鱈に飛びつく前に、可能であれば試着すべきである。耳に、ライフスタイルに『ハマれば』手放せないアイテムになること請け合いだが、耳に『ハマならければ』そもそも使うことができないのだから。