これならジーパンの前ポケに入れても違和感ないわ。しおせんです。
はーい、3月です。しおせんです。
今回は、取り急ぎ新たに入手したGalaxy Z Flipのau版・SCV47のファーストインプレをお届けします。
- 防水もお財布もない、17万円超えのスマホです。
- 未来のカタチといいつつ、実は原点回帰的な。
- 付属品はケースとケーブルとイヤホンのみ。充電器はつかない。
- 畳むとまさに手のひらサイズ。開くとNote10+サイズ。これはいい。
- 畳んで途中で保持できるの最高。スタンドいらない。
- 開いて大きくなるのではなく、閉じて小さくなる画面。性能は普通。
防水もお財布もない、17万円超えのスマホです。
Galaxy Z Flip SCV47は、2020年2月28日発売の最新スマートフォンです。国際版が出てから、auが国内取り扱いするアナウンスのブランクがほぼなかったんで冷静になる前に買うことができてよかったです。鉄は熱いうちに打て。物欲は冷めないうちに開放する。これは鉄則です。
一時期のマグネットフラップ梱包箱のような過剰さはなくなりましたが、まだまだ高級感のある二重の化粧箱です。
なお、主要諸元等スペックはauのサイトをご覧ください。おサイフケータイと防水には対応しませんが、ワイヤレス充電は対応しています。ここをらへんが購入のポイントになるかと。
未来のカタチといいつつ、実は原点回帰的な。
―これがみらいのかたちか。
au版は17万円台とかなり高額ですが、端末保証をつけられるのはやはりキャリア版の強みなのでauで購入しました。ぶっ壊れたら高く付きそうだもん。
カラーは、ミラーブラックを選びました。パープルはいくらなんでも派手すぎるわ。
んで、やっぱり思うのは「あー、ガラケーだわ。」というところ。アラサー世代にはかなり響くスタイルです。最新でかっこいいけど、どこか懐かしい。
付属品はケースとケーブルとイヤホンのみ。充電器はつかない。
なお、超高級端末かつ、折りたたみという唯一無二のスタイルなのでケースはしばらくサードから出ないと思われます。だって需要が少ないもん。
なので、おとなしく付属のケースつけて運用する事になりそう。指紋が付きやすいクリアケースですが、ミラー仕様の本体のほうがもっと指紋目立つのでつけたほうがマシ。一部、再剥離できる両面テープになっているようで、そこで端末に張り付く仕様です。
なお、付属品はケースとケーブルとイヤホンのみ。充電器はつかないです。適当な急速充電器買っときましょう。
畳むとまさに手のひらサイズ。開くとNote10+サイズ。これはいい。
で、端末を手に取ります。おー、やっぱたためるのは感動する。これならジーパンの前ポケットに突っ込めるじゃん。これだけで買いだわ。
なお、折りたたんだときにも、アウトカメラ横の1.1インチのサブディスプレイで通知と時刻の確認ができるのも、なんともガラケーチックです。あ、何なら電源ボタンをダブルクリックで自撮りができて、その時の確認用ディスプレイになります。
galaxy Note10+(6.8インチ)と比較すると、ほぼほぼ同じサイズです。6.7インチがたためて手のひらサイズになるのは素晴らしいよね。
よくある「小さいスマホ好きなんじゃー」とか言う需要は、まあ片手操作もありますけど、一番は携帯性なんですよね。今どきのスマホの情報量だと、流石に4インチ以下は厳しいんだけど、4インチの端末サイズじゃないとポケットに入れづらいんだわ。
だから、これはすごいの。後述しますが、同社のfoldと「折りたたむ」という点は同じだけど、全く違う方向性の端末なんだわ、Z Flipは。
畳んで途中で保持できるの最高。スタンドいらない。
あと、foldからの進化点は、畳んだ途中で保持できるようになったので、このようにスタンドいらずでらくらく動画視聴できます。これは案外良くて、他に何も用意することなく自立できるのはとっても運用が楽です。
あと、画面アスペクト比が22:9と、「シネスコスマホ」としておなじみのXperia1シリーズよりさらに縦長なので、もうマルチタスクでもぜんぜん窮屈さはありません。
いちおう、横向きでも立ちますけど、スピーカーが一つしか無いのでこれは無しかなぁ。Dolby Atmosはヘッドホンしか対応しないし。
開いて大きくなるのではなく、閉じて小さくなる画面。性能は普通。
はいとまあ、数時間触った感想はこれくらいですわ。レビューとも言えない、ただの第一印象でしかない記事です。しょうじき、「たためて小さくなる」以外は何も目新しさはない、普通のスマートフォンです。
カメラの性能は別に飛び抜けてはいないし、すんごい軽いわけでもない。スペックは順当だけど5G対応しないからスペック番長でなはいよね。だから、最新スペックを追い求める、「全部いりがほしい」人は絶対買っちゃだめ。iPhoneでいうところの11とかXrぐらいの立ち位置のスペックです。ただそこに、「小さくたためる」というギミックが加わったからこの価格なんです。そこが納得できるかどうか。
なんだろうな、ちょっといいスペックの(とはいえハイエンドなんだけれど)のスマホが小さくたためるってのがもう、素晴らしいというか唯一無二というか、もうね(語彙力
よく比較されるGalaxy Foldとは全く別の方向性のスマホです。「開いて大きくなるのではなく、閉じて小さくなる画面」これに尽きます。よく考えれば、このスマートフォンを買う層は多分タブレット持っているはずなので、「開いてタブレットサイズに!!」というのは冷静になるとそこまで魅力的に感じないんですよね。(少なくとも僕は)
それよりも、携帯時に小さくなる方が断然ありがたい。横半分ではなく、縦半分に折れると、縦長画面が基本のスマートフォンは相対的に小さくできるんですよ。縦方向に半分だと、ほぼほぼ正方形。正方形になるって、とってもコンパクトだからまあ、ありがたい。同じ画面サイズのスマホなのに、スマホの収納場所がケツポケから前ポケに移動できるって、かなり魅力的ですよ。
Galaxyのプロモーション的には、化粧道具のコンパクトに見立てて、女性に訴求してますけど、先の理由から女性だけでなく男性にもおすすめ。
あとね、折りたたんだことでメインディスプレイにアクセスするのに物理的にワンクッションはいるのが実はミソで、「時間確認するついでに、うっかりスマホ触ってしまう」というのも防げるんですよ。時間と通知はサブディスプレイに出てますから。これ、もしかするとスマートウォッチの役割も食っちゃうかも、とか思ったり。
スマートフォン、もとを辿ればこれは「ケータイ」です。そうです、携帯するから「ケータイ」なんです。そこにこのZ Flip、普通に使える性能の大画面スマホを、理論上最もコンパクトに携帯できる形はまさに「つかいやすいスマホとは何か?」に対する一つのアンサーだと思うのです。