もし、バッグを一つに絞れと言われたら、僕はこれにします。しおせんです。
さて、温かい季節になり外出する機会が増えるとバッグを新調したくなるものですが、どうせなら使い勝手がよく、見た目の良いものが良いと思います。
こんかいは、オンオフマルチに使えそうな、妥当な価格(約1万円)のトートをご紹介します。
- どの服装でも無難なのはトートなんですよね
- 「ざっくり」分けられるポケット。これが快適すぎる
- 17Lで、コピー用紙が1500枚入っちゃう大容量
- 収納部はファスナーとホック留めがうまく使い分けられている
- すばやく伸縮できるストラップで、マルチに背負える
- 良い意味で「無難」な外さないトート。
どの服装でも無難なのはトートなんですよね
てなわけで、今回ご紹介するのはWERKSというブランドのトートバッグです。ですが、じつは肩掛けストラップがついているので提げても使えます。つまりは、手持ち・肩掛け・斜めがけの3wayで使えるバッグなんですよね。そういうバッグで、サプライ感が強い「機能に振ったようなデザイン」になりがちなんですが、これはごくシンプルでどの服装にも馴染みやすいと思います。(缶バッヂは僕の趣味です、付属しません)
このバッグを作っているWERKSというブランドは、アウトドア志向のアクティブなスタイルに馴染むバッグを提案しており、中でもメッセンジャーバッグには定評があるようです。まあ、つまりはサイクリングなどで背負って移動するためのバッグを多く手がけているんですが、その使い勝手を取り入れたトートが、この製品なのです。
表面は、テフロン加工のポリエステル、裏面はポリウレタン、外ポケットは消防服と同じ難燃素材と、「これはラフに使っても大丈夫だな」と思わせられる、いやむしろラフに使って風合いを出したくなる素材感です。全体的にハリとコシがあり、底面の大きなマチでしっかりと自立するのは、このトートの大きなメリットです。
「ざっくり」分けられるポケット。これが快適すぎる
メイン収納部は17Lと大容量ですが、バッグ自体の重量は565gと、とても軽量です。メイン収納部の他には、内側にファスナーポケット2つと、外側にホック留めのポケットが2つあります。内側は、iPad等が楽に入るマチ無しのポケットです。
一方外側は、マチがついたポケットで、ここにはペットボトルも楽に突っ込めます。そうなんですよね、このバッグ、すべてのポケットが大きいんですよね。これは大事なポイントで、「ざっくり」とモノを収納できるんですよね。よくあるビジネス向けのバッグみたいに「ここはPCで、ここは書類、ここはペットボトルで、ここはスマホ…」というように収納部が決まっていないんですよ。あくまで、ポケットがあるだけなんです。
これが非常に快適で、マルチに使えるんですよ。考えてみれば、荷物がいっつもおんなじってのは稀で、「今日はこれが必要だから…」とモノが増減することは当たり前のことです。そういうとき、なんでも受け止めてくれる懐の深いポケットは大変便利です。
とくに、外ポケットはホック留めなので、留めたままでも折り畳み傘やペットボトルなどを挿せるので、背負ったまま出し入れできるのは移動中ありがたいです。
17Lで、コピー用紙が1500枚入っちゃう大容量
また、メイン収納部は大きく取られたマチによって、A4コピー用紙の束が3つ(1500枚)はいるので、ほぼ何でも入ると思います。ポンポン放り込めるイメージ。弁当箱や、上着など、かさばるものも難なく収納してくれます。雑誌やPCも余裕。ただし、このバッグ自体にクッション性はないので、PCなどはケースにれたほうが無難です。
じっさいに、これだけのモノが入ります。これなら、通勤・通学や、オフの日でもマルチに使えると思います。移動中にモノが増えても、十分対応できる容量です。
ほんと、ざっくりと仕分けられるんですよね。僕はとくに、外ポケットがお気に入りです。ここに何でも突っ込む。ズボンのポケット代わりに何でも入れる、テンポラリな収納スペースという感じ。
収納部はファスナーとホック留めがうまく使い分けられている
で、このポケットの「ざっくり」収納の快適さを後押しするのが、ファスナーとホック留めの使い分け。まず、メイン収納部はファスナーとホック留めが両方ついており、簡易的に閉めるのであればホック、中を見せたくなければファスナーですべて閉じる、といった使い分けができます。特にホック留めは、トートに収まりきらない長尺モノを入れるとき便利です。
あと、細かいんですが、外ポケットのホック留めがこの形状なので、ポケットの外側にホックが露出せず、ミニマルな外観を保っているのが個人的にお気に入り。もちろん、この形状は開閉のしやすさに一役買っています。(ループに指を入れて閉じやすい)
すばやく伸縮できるストラップで、マルチに背負える
あと、秀逸なのはこのストラップですね。シートベルトと同じ素材で強度と取り回しがよく、また、スライダー金具で片手で長さを調節できます。これが、メッセンジャーのように背負うときに便利で、自転車にまたがるとき、サッと体にカバンを引き寄せられるので、もたつかず快適です。なので、サイクリストにもおすすめ。
実際背負うと、こう。手持ち・肩掛け・斜めがけの3つのスタイル、どれも様になっていると思います。ストラップの付け根にレザー調の素材がさりげなくついているので品が良いです。シンプルでミニマルなデザインだと、どの服装でも使えてオールマイティー感があります。
良い意味で「無難」な外さないトート。
と、まあ、こんな具合で「ざっくり」と収納でき、「マルチ」に背負えて、しかも大容量。だけど、シンプルな見た目なので服装を選ばないと思います。カジュアルでも、キレイめでも合わせやすいかと。結局、いくら便利でも見た目が伴わないと毎日使いたくはなくなるので、そのあたりは重要です。しかも、毎日使っても壊れないタフさが備わっているのであれば、これはもう、欲しくなります。
無難なトートがここまで使いやすくなるなんて、ちょっと驚きです。
今回紹介したバージョン以外に、外ポケットがないシンプルなバージョンがあります。お好みで。
あと、このトートで旅行したときのやつ。ここまで詰め込めました!
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